この記事では宮島訪問税により変更になった乗船(改札)方法について記します。宮島訪問税の概要はこちらの記事をご覧ください。
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宮島にICカード&QRコード改札出現
この記事では以下宮島訪問税を「訪問税」、1年分訪問税を納付された方に発行される納税証明書・宮島在住の方や宮島に通勤通学される方向けに発行される宮島訪問税課税対象外証明書を「証明書」、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を「各種手帳」と記します。また、JR西日本宮島フェリー、宮島松大汽船ともほぼ同じ営業形態ですので特記が無いかぎり2社をまとめて記します。
両社とも宮島訪問税の導入や運賃改定に伴い新しい改札機や券売機が導入された模様です。当然ですが宮島松大汽船の乗船券でJRフェリーに乗船は出来ませんし、その逆も同様です。
JRフェリーの方は宮島側でのみ改札を実施していましたが前述の理由により宮島口、宮島とも乗船時に改札をする方式に変更になっています。(下船時は改札無し=フリーパス?)また定期券を除き連絡運輸も無くなりました。(連絡運輸:フェリーとJR線を1枚の乗車券で発売する事)ココではさまざまなパターンごとに購入や改札方法をまとめてみました。
宮島口からの乗船
宮島口桟橋の自動改札にICカードをタッチすると自動的に訪問税を含んだ運賃が差し引かれます。(小児用ICカードの場合は小児運賃+訪問税)チャージも出来ます。(JR宮島口桟橋ではPASPYのチャージが出来ません)宮島桟橋では運賃のみ差し引かれます。
もちろん乗船券を購入しての乗船も可能です。券売機で必要な券種を選択して購入出来ます。QRコード付きの乗船券が発券されるので自動改札機のQRコード読み取り部分に乗船券のQRコードをかざして通過します。(宮島口桟橋ではあらかじめ訪問税を含んだ金額で発券されます)
当然ですがICカードやQRコード乗車券は1人づつ必要です。以前は家族やグループ単位でまとめて改札?が出来ていたようですが訪問税&自動改札導入に伴うシステム変更で1人づつ改札を通過する必要があります。(自動改札なので当たり前といえばそれまでですが)なおキップ売り場(ほぼ券売機での対応になると思われますが)ではまとめての購入が可能です。(証明書がある方と無い方が混在している場合など別々に購入しないといけないケースもあります。)この記事を書いている2023年10月時点では観光客の方も多く紅葉シーズン前にもかかわらず混雑しているそうです。(案内係員などを増員して対応しているとのことです。また訪問税自体については現時点ではほぼ苦情などは無いそうです。)
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証明書がある場合の乗船券購入&改札方法
宮島の住民の方や宮島に通勤通学されている方または訪問税1年払いを選択された方向けです。いろいろなパターンがあるので出来るかぎり解説します。なお各種手帳をお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。ちなみに訪問税1年払い(証明書)を選択された方が予想の2倍近く(導入から1ヶ月で約3500人)いらっしゃるそうです。
宮島口桟橋券売機での購入
各社券売機のトップ画面左下にある「証明書」ボタンを押すとQRコードリーダーが光るのでその部分に証明書のQRコードをかざします。運賃のみ乗船券のボタンが表示されるので必要な券種のボタンを押して購入します。QRコード付きの乗船券が発券されますので自動改札機のQRコード読み取り部分に乗船券のQRコードをかざして通過します。
ICカードと証明書で宮島口から乗船
PASPYとICOCAなどの交通系ICカードで若干手順が異なります。(係員の操作や機器が異なるため)
PASPYの場合:有人改札の係員に「証明書&PASPYを持ってます」と申告、証明書を提示して係員の確認を受けます。その後係員が機器操作をするので指示に従ってPASPY専用引き去り機にタッチして運賃を支払います。
ICOCAなど他の交通系ICカードの場合:有人改札の係員に「証明書とICOCAを持っています」と申告、係員が機器操作をするので有人改札設置のQRコードリーダーに証明書のQRコードをかざします。その後ICOCA用引き去り機にICOCAをタッチして運賃を支払います。
定期券はどうするの?
JR宮島口など近隣のJR駅で購入する場合は今まで通りの方法でICOCA定期券、磁気定期券を購入します。その後定期券を使用する前にJRフェリー有人きっぷ売場で証明書と定期券を提示して確認を受けます。ICOCA定期券の場合は他のJR駅と同様に自動改札を通過します。磁気定期券の場合は有人改札の係員に提示します。(宮島口桟橋の自動改札がIC&QR専用のため)
宮島のきっぷ売り場で購入する場合は証明書を提示して定期券を購入します。宮島のJR窓口は磁気券のみの発売です。(ICOCA定期券は発売しません)JR宮島口桟橋では定期券発売がありません。(JR駅での購入になります)JRフェリーのみのICOCA定期券は宮島口駅みどりの券売機のみでの発売になります。JRフェリーのみ磁気定期券は宮島口駅みどりの券売機または宮島のJR窓口のみでの発売です。JR線連絡定期券は近隣のJR駅で購入可能です。
宮島松大汽船の場合、宮島口・宮島桟橋の両きっぷ売り場で購入可能です。証明書を提示して購入します。QRコード入り定期券が発売されますので宮島口の自動改札機ではQRコードリーダーに定期券のQRコードをかざします。宮島では今までどおり係員に定期券を提示しての改札になります。
JRフェリー・松大汽船とも上記システム導入以前に購入された定期券の場合そのままでは使用出来ないので事前に有人窓口で証明書と定期券を提示して確認を受けます。万一証明書を所持されていない場合(忘れた場合なども含む)は入島の都度「宮島訪問税券」を購入しないといけなくなるのでご注意ください。
トクトクきっぷ等のご注意
トクトクきっぷ等(例:ジャパンレールパス、青春18きっぷなどなど)には原則「宮島訪問税」を含んでいません。各社フェリー乗船前に券売機にて「宮島訪問税券」をお買い求めください。※他の駅のみどりの窓口や券売機等では購入いただけません。(各社宮島口桟橋券売機のみでの発売です)宮島訪問税の税率(税額)1回の訪問につきお1人様100円です。
フェリー乗船時にはトクトクきっぷ等と現地で購入される「宮島訪問税券」をご提示ください。当然ですが証明書や各種手帳をお持ちの方は「宮島訪問税券」は必要ありません。証明書などとトクトクきっぷを有人改札係員に提示します。宮島訪問税について詳しくは廿日市市のホームページをご覧ください。https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/soshiki/110/59551.html
参考:JR定期券連絡運輸
山陽本線三原~徳山間、可部線全線、呉線海田市~広駅、芸備線広島~狩留家間の各駅から、宮島口経由で宮島までとなる定期券が購入できます。宮島桟橋の窓口ではICOCA定期券は購入できません。従来様式の定期券になります。また宮島航路のみの定期券は「モバイルICOCA」「Apple PayのICOCA」では購入できません。
おことわり
上記の記事はあくまでも執筆者個人の見解や感想であり特定の地域や企業などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報に関しましてはお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。
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[…] 記事リンク)の方法で改札を受けてください。自動改札を通ると二重の支払いになってしまいます。なお定期券をお使いになる場合は扱いが異なりますのでこちらの記事をご覧ください。 […]