有名な温泉地に
当時の彼女(現在の妻)と婚前旅行ということで、某有名温泉地へ2泊3日の旅行に出かけた時のことです。その温泉地へ行く前に、有名な港町で一泊。まあ何もないなりにお魚が美味しく、有名な金目鯛などを堪能しました。楽しみにしていた二泊目。
これまで温泉好きの彼女や家族と共に、国内各地の情緒ある温泉地に出かけましたが、その温泉地は雑誌などでも特集を組まれる有名な場所。温泉街もにぎわっているだろうと期待していたところ、駅に立った瞬間、閑散とした商店街が見えて唖然。
いちおう温泉街らしく、商店街の初めにはお土産屋なども並んでいるのですが、どこでも食べられそうな乾物や瓶詰、キーホルダーのようなものばかり。散策を楽しみにしていた街を歩いてみても、レトロと言うよりはさびれてしょぼくれた風情。なんだか期待しすぎたかなあ、なんて会話をしながら宿に着くと・・・
やっぱりハズレだった
その外観は予約サイトの情緒たっぷりの写真の様子と全くちがって、なんともかび臭いにおいと寒々しいビニールのスリッパがお出迎え。中学の時にスポーツ合宿で止まったようなストイックな古い民宿を思いだしてしまいました。この時点ですでに嫌な予感がしていたのですが、部屋のキーを渡されドアを開けてみると、畳2.5畳ほどの小部屋が( ゚Д゚)
ポットとティーバックは備え付けてあるものの、水は廊下の共用水道で汲んでくるシステム。(いつの時代の旅館?)歩き疲れて寛ぎたいところでしたが、壁に立てかけてあるテーブルを出すのが精いっぱいのスペース。足もゆっくり伸ばせません。
私たちは苦笑まじりに外へ夕食へ出ることに。私も彼女も、温泉街の居酒屋巡りなどを楽しみにしているのですが、その街はまた、店がない。ぐるぐる小さな町を回り続け、やっとは入れた小さな居酒屋で割高な練り物と焼き魚を頼んでその日の夕食は終えたのです。
確かに、私たちも前日の港町の旅館に予算を割き、温泉街での予算をけちったのですが、それでも二人で8000円程度。同じ予算で都内に乱立するビジネスホテルに2泊できるくらいです。
オシャレな情報誌では、ちょっとレトロな風情をいいカンジに写し、若い女の子が浴衣を着て楽しげに歩いているようなイメージばかりの温泉地でしたが、黙っていても観光客が来るのか、特別悪くはないものの、工夫のない接客になんてことのない食べもの。街全体で楽しませようというアイデアもなく・・・なんというか、旅館のみならず温泉街全体の怠慢を感じてしまった旅でした。
うp主から補足
記事の内容からして結構前のことかと思われます。いまどき東京都内でビジネスホテルに8000円で2泊とかほぼありませんので。(訳アリとか早割のようなものは除きます)記事にもありますが観光地の怠慢がすぎてお客がこなくなり結果観光地でなくなるという例は首都圏をはじめ全国に散見されます。あえてどことは言いませんが・・・
また逆のケースとして官民合同で観光客誘致のために対策している例もあります。(観光地に住んでいる一般市民へも)観光客に対しては無愛想にならず親切に対応してくださいとか、あとは日本有数の修学旅行生が押し寄せるような観光都市でも行政・企業が合同で取り組みをしているという話も聞きます。
なお上記の記事はあくまでも個人の感想であり特定の業者などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報はお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。
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