「カワイイ子供には旅をさせろ」じゃないの?
「カワイイ子供には旅をさせろ」という格言がありますが宿泊となると新幹線や飛行機、高速バスと言った公共交通機関を利用する方も多いと思います。最近では子どもを電車に乗せてはダメなの?大人が寛容にすべき?とか賛否両論を呼んでいる公共交通機関のマナーについて記事にしてみました。
ここ数年でしょうか?一部のツイッターをはじめとしたSNS上などで議論となっているのが、電車に子どもを乗せる際のマナーについてです。かなり前にも漫画家の某氏が飛行機に子どもを乗せるのは子どもにとっても負担が大きく、周囲の迷惑になるという内容を書いた雑誌記事がネット上に転載され、「炎上」するという出来事がありました。新幹線の乗降客の多い年末年始の時期に持ち上がったこの話題。公共交通機関でのマナーについて、世間の人々はどう考えているのでしょうか?
車内で泣く子どもに「舌打ち」ぐらいはしてもいいのか?
ある日にTwitter上のつぶやきをまとめているTogetterの「子供が車内で騒いでいたら 舌打ちぐらいはしてもいい?」というトピックを見てみました。
事の発端はとある正月のまだ松の内が明けて無い日です。とあるNPO法人代表が「今、新幹線で後方の席の子どもが泣いてて、隣の席の女性がうるせーな、って言いながら舌打ちしたんだけど、そういう人は新幹線自由席じゃなく、車で移動すべきだ。公共交通というのは、老若男女、色んな人が乗るもの。公共圏は、我々が当事者意識と寛容によって生み出すものだと思う」とつぶやいていました。
これに「舌打ちくらいいいんじゃないかと思ったりするwww」と反応したのが有名元IT企業創業者氏。しばらく2人のやり取りが続き、どちらもフォロワー数が多いこともあって、さまざまな意見が噴出しました。
うp主の意見:泣き声は程度によるとしかここでは言えません。車両内で騒ぐとかしつけのなって無い子供は論外だが。最近は年配の方までも騒ぐ光景を目にする(通称:団塊や老害)
グリーン席は優先席か?
また、乗車マナーの話題とは少しズレるかもしれないが『超混雑だった東海道新幹線の乗客が「立っているお年寄りをグリーン車に乗せるべきだ」とツイート→炎上』(当たり前:そもそもグリーン券持って無ければグリーン車に入れてくれないはず:うp主も何度もこういう光景は遭遇している、こういう時期はグリーン車も満席というのは珍しく無いので)ちなみに上記のルールはJR各社の「旅客営業規則」にも載っています。
年末年始の時期は家族連れの移動が多く、子どもや高齢者の利用が普段より多いと推測されます。公共の場である列車で、社会的弱者である存在と接することが普段より多い時期とも言えるでしょうか。どちらもこの時期ならではの話題という印象です。
駅と電車内の迷惑行為ランキング
1位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」2013年12月に、日本民営鉄道協会が発表した「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を見てみましょう。(※下記は同協会の資料から抜粋したものです。)
こどもだし仕方ないじゃん?
言うまでもないことですが、「荷物の持ち方・置き方」「ヘッドホンからの音漏れ」といった他の迷惑行為と違い、子どもの泣き声は本人の配慮の欠如から来る行為ではないです。なので非難の矛先は子どもを乗せた大人に向けられることになってしまいます。
ここで、「子供のやる事は仕方ないこと!」と主張する層と、「迷惑をかけない年齢になるまで利用を控えろ!」と主張する層の意見はすれ違うのです。ただし後者の中にときどき見られる「泣いている子どもを放置している配慮のない親が許せない」という意見には、そういった親ばかりではないし、配慮のある子ども連れほど公共交通機関を利用する際に肩身の狭い思いをしていることを知ってほしいなぁとは思います。
電車、列車、飛行機、バス内などなど公共交通機関では赤の他人と至近距離で接しなくてはならないストレス空間です。その環境ではホントに些細なことで感情のスイッチが入り、(実際すぐキレるオッサンや爺が増えている気がするのはうp主だけだろうか?それも乗務員や駅員に対して)自分より「配慮・気配りが欠けている」と思われる存在に対して怒りが芽生えたりもする事も多々あります。ただその一方で、ほんの少しの配慮・気配りが目立つ場所であることも忘れないようにしたいです。
一方で心温まることも。
以下は、上記のアンケートに寄せられた「電車や駅を利用している際、『うれしかった』『心が温まった』行為」です。
「目の不自由な方がホームから電車に乗る際、ドアの場所が分からず乗ることができずにいた。その様子を見ていた若い方が手を引いて一緒に電車に乗って行った。その紳士的な行為に感動し、温かい気持ちになった」(30代男性)
「初めて降りた駅で、出口がわからずに迷っていたところ、近くにいた方が懇切丁寧に教えてくれた。ちょうどラッシュ時間帯で急いでいるであろうにもかかわらず、丁寧に行き方を教えてくれたのでとても気持ちがよかった」(10代男性)
「ホーム上で目的地へ向かう電車がどれか分からない様子の外国人の方に対して、女性がスマートフォンで調べてあげているようだった。女性が乗るはずであろう電車が来てしまい、外国人の方が乗るよう促していたにもかかわらず、女性が『時間があるから大丈夫です』と笑顔で返答していた心優しい応対を見て心が温まった」(20代男性)
きっと大半の方は、一度は公共交通機関で何かしらのストレスを感じたことがあると思います。同時に、公共交通機関で心温まる行為を目にしたことがある人も多いはずですし、車内でお年寄りや妊婦さんに電車を譲った経験は多くの人にある事でしょう。公共交通機関は誰にとってもストレス空間です。その場に居合わせた者として、「お互い様」の気持ちは持っていたいものと感じる今日この頃です。
余談
当サイトにもご意見が寄せられていますので紹介します。
旅行ではないが用務でとある地方ローカル私鉄に乗ったら「子供会」のガキどもが列車を占拠して大騒ぎしていた。ギャーギャーうるさくとてもストレスがたまる。こっちは遊びで乗ってるんじゃないのに。一応?引率者が騒がないでと言っていたがこいつらにとってどこまでが静かでどこから騒いでいるのか?疑問に思った。正直殺意が沸いた。(50代)
スポンサーリンク