念願の新婚旅行
主人との新婚旅行は念願のハワイに行くことになった時のことです。大きいキャリーバッグは結構値段が高いし、初めての海外旅行はレンタルのキャリーバッグで十分とネットでも調べていたので、レンタルすることにしました。
私は初めての海外旅行だったのでとても楽しみしていて、荷物を預けて飛行機に乗るのも興奮しっぱなしでした。そしてついにハワイに着き、荷物が流れて来るのを待っている時に事件は起こりました。回ってくる荷物のほとんどが私達がレンタルしたキャリーバッグと瓜二つでもだったのです。
周りを見渡すと明らかに新婚旅行の人達ばかりで、みんなも慌てている感じがしました。キャリーバッグに付けたタグもレンタル会社が無料でくれたタグなのでパッと見ただけでは全くわかりません。みんな最初はお互い牽制しあっていたのですが、さすがに身動きが取れず控えめにタグをいちいち手にとって確認をし始めました。
私のは見つかったのですが、主人のがなかなか見つからずやっと見つけて念の為に中身を確認しようと開けてみたら全く見覚えのない荷物ばかりでした。どうやら荷物を取り間違えたみたいで、でもタグにはしっかりと主人の名前が書いてありました。
同姓同名のバッグ持って行った
しかしよく見てみると主人の字体と全然違っており、どうやら同姓同名の人のキャリーバッグを取ってしまったみたいで、そこでもう主人はパニックになってしまいすごく慌てていました。もう荷物は流れていなかったので、他の人が持って行ったことは決定的でした。
急いで窓口に向かいましたが、ここは海外で英語が通じるのかが不安で主人とずっとあたふたしっぱなしでした。すると私達のただならぬ雰囲気を察したいかにもセレブそうな日本人マダムが声をかけてくれました。
事情を説明すると流暢な英語で窓口にその事を伝えてくれて空港内に放送をかけてくれました。マダムに深々とお礼をし、荷物を待っていたのですが結局その日荷物が戻ってくることはなく主人と肩を落としてホテルにチェックインしました。
次の日の朝にやっと空港から連絡があり、やはり同姓同名の人がバックを持っていったらしくホテルで開けて向こうの人も大変驚いたそうです。その日はツアーの予定だったのですが急遽取り止め、空港でその人と無事にバッグを交換することができました。似たようなキャリーバッグは沢山あるので、わかりやすいようにしっかり目印を付けていないと大変なことになるということを身をもって体感した出来事でした。
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