※当サイトにも大型倒産でトラブルになったという方の体験談が寄せられましたので以下に記します。
家族でハワイに旅行に
少し前にあったてるみくらぶトラブルの被害に会いました。今年は景気が回復し始めたこともあり少しボーナスが良かったです。なので思い切って海外旅行に行こうと思いました。妻と一緒に調べているとJTBやHIS大手以外なら意外と安いところがあることに気が付きました。確かに大手の旅行会社で予約するのも良いですが、中小の旅行会社で予約して余ったお金は買い物や旅行先で少し良いご飯を食べるという感じで使うのも良いと思いました。迷ったのですがてるみくらぶの口コミは悪くなかったのでてるみくらぶを利用することにしました。
今思えばあの安さはおかしいと思いました。確かに騙すほうも悪いですが安さに釣られてしまった私にも非があると感じています。早いうちに予約したら少し安くなるのでとっとと入金して旅行の日を楽しみにしていました。子供たちも初めての海外旅行なのでワクワクしていました。それも定番中の定番ハワイですからテンションはマックスでした。
予約が確認できません???
しかし当日になってから怪しいメールが届きました。内容から言うと「ツアー、ホテル、航空券等の予約状況が確認できませんが、それでも良いなら旅行に行ってください」という感じです。なんだこれと思い電話をしましたが対応がありません。とっくの昔にお金は振り込んでいまったので困りました。
けれど旅行を辞めにするわけにはいかないのでそのまま旅行に行ってしまいました。今となっては愚かな判断をしてしまったと後悔しています。とりあえずハワイまでは行けたのですが、宿泊先のホテルに着いた時にトラブルが起きました。
普通に飛行機でハワイまで付いたのでその時は「きっと私たちは大丈夫なんだ」という軽い気持ちでした。しかしホテルに着くと担当の方に予約が取れてないと伝えられました。ここからはテレビ報道で伝えられた通り全て自腹で大きな出費で大損しました。
あのメールですがおそらく「予約取れてるか確認できないけどそれでも良いなら旅行行ってください」という内容は後で裁判になった時に「一応忠告はしました」という言い訳を作るものだと思います。また時間稼ぎをしている間にお金を隠して計画破産に持ち込む作戦だったのではないかと予想しています。
今年度2月の頭には社長の自宅から現金700万円が見つかったという報道がありました。おそらく私の支払った金額の一部があの隠し資産に含まれているはずです。旅行会社を選ぶ時は出来るだけ大手を選ぶべきだと実感しました。大手の方が若干高い場合が多いですが安心できます。
うp主から補足
こちらにも関連の記事を載せています。2017年3月27日に(てるみくらぶ)破産手続き開始してその時の債務は151億円だったそうです。この手の場合に備えて「弁済業務保証金制度」というのがあり最大で支払った金額の全額が保証されるというものです。
このケースの場合限度額(=あらかじめ旅行業者が積みたてている金額)は1億2千万円で債権額の総額の3.5%でした。これを全債権者で比例案分(わかりやすくいうと支払った金額の3.5%しか返ってこない)するというものです。ちなみにこの会社の社長は2017年11月に有印私文書偽造および詐欺の容疑で逮捕されています。
旅行会社が倒産というのは昔からありますがこの制度でほぼ80~100%は返還できていて、てるみくらぶのように支払った金額の5%も返還できないという例はいままで無かったそうです。なのでこの制度を運用しているJATA(日本旅行業協会:みなさんがよく聞く旅行業者はだいたい加盟しています)も事態を重くみており対策をしているそうです。
上記の記事はあくまでも個人の感想であり特定の業者などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報はお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。
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