部屋離れで小規模で部屋に温泉つき
私の失敗談はそもそも旅館選びから始まっています。旅行のメンバーは職場の4人でした。私は40代前半ですが、その他の3人はすべて70歳代の女性です。私の失敗は自分の泊まりたい旅館選びを行い、その他の3人のことをあまり考えていませんでした。
宿泊した旅館、由布の庄は湯布院の町から外れた高原の中にある、全室離れの宿でお部屋も8室という点で気に入りました。規模が小さいので団体客などは泊まっていない、外国人のお客もいないだろうという思いからです。
また、貸し切りのお風呂もいくつかあり、自分たちだけで静かにゆっくりと過ごせるお宿だったので、この旅館を選びました。実際、上記の点では満足なのです。部屋も離れで、しかも部屋に温泉もついていました。静かで、とても良いお宿なのです。
晩御飯の時に、他の部屋のお客さんに初めて会いました。私たちの他に、5グループくらいに会ったのですが、そのどれもが20代や30代と思われる若い人達だったのです。若い女性3人、男性3人というとても賑やかなグループ。若いカップル。30代くらいの子供連れの家族というような感じでした。70代のような年寄りがいるグループは一つもありません。
高齢者にとっては食事が多すぎて食べきれない
失敗したと感じたのは、この夕食の時です。夕食の量が、70代の女性にはあまりにも多すぎたのです。メインのお肉に行く前にも様々な料理があり、最初の数品でみんなお腹がいっぱいになっていました。炭火で焼くお肉があったり、お鍋があったりとても豪華で素晴らしい料理だったのですが、なにせ量が多く、全く食べきれませんでした。これが、若い人達のグループだったら、みんな食べきれるのでしょうが、高齢の女性にはそぐわないものでした。
来ている若いお客さんたちは、この豪華でたくさんある料理を知っていて、それを目当てに来ていたのかもしれません。他のグループはみんなにぎやかに楽しそうにお酒を飲みながら料理を楽しんでいるのですが、私たちはああ苦しいとため息ばかりで話も少なく暗い雰囲気でした。最後にお鍋は雑炊にして出される予定でしたが、お鍋にもほとんど手を付けられず、スタッフの方にもう要りませんとお断りしました。本当にスタッフの方に申し訳なかったです。
朝ごはんも、同様にとてもボリュームのあるものでした。夜ご飯がまだ胃に残り、間食できない人もいました。普通なら、たくさんの美味しい料理の出る旅館はとても喜ばれるものです。
しかし、70代女性という年代なので、美味しいものを少ない量で楽しめる料理を出す旅館にすればよかったと後悔しています。この失敗を反省して、次に旅館を選ぶ時にはどんな料理がどのくらいの量出てくるのかを、しっかりと下調べしてから選ぼうと心に決めました。
- 上記の記事はあくまでも個人の感想であり特定の施設や業者などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報はお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。
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