以前に宿泊料金についてという記事を出してその中に宿泊税について書かれていますが記事公開以降各地で導入が進み執筆以降大きく変わっていますので別の記事にしました。なお以下は2020年1月時点で判明している内容になります。なお当サイト自体が外国の方もチラホラご覧になられているようですので西暦表記で統一しています。なおいずれの都市も1人1泊の料金での計算です。(例えばツインルームに2人で宿泊の場合は1人あたりに計算して納税額などを判断します)
東京都
宿泊料金が1万円未満のもの:非課税(つまり0円)
宿泊料金が1万円~1万5千円未満のもの:100円
宿泊料金が1万5千円以上のもの:200円(東京都の場合いわゆる「民泊」は非課税です)
大阪府
2017年1月から開始、2019年6月から以下の内容に改正されています。非課税額が7000円未満になったのが大きく変わった点です。
7000円未満:非課税
7000円以上15000円未満:100円
15000円以上20000円未満:200円
20000円以上:300円
京都市
2万円未満:200円
2万円以上5万円未満:500円
5万円以上:1000円 (ただし小・中・高校の修学旅行団体は非課税です)
金沢市(2019年4月から導入されました)
宿泊料金が2万円未満:200円
宿泊料金が2万円以上:500円
倶知安町(2019年11月から導入、定率制で宿泊料金の2%)
(下記の各地域は2020年4月から導入が決定しています)
福岡県(北九州市・福岡市以外):一律で200円。
北九州市:一律で200円。(なお北九州市・福岡市は県の50円分を含んでいます。別々に納税する必要はありません。)
福岡市:
宿泊料金が2万円未満:200円
宿泊料金が2万円以上:500円
このほかに導入検討している自治体としては北海道、宮城県、広島県、沖縄県、札幌市、函館市、ニセコ町、美瑛町、熱海市、白馬村、奈良市、長崎市などなど全国各地に点在しています。この税金は観光地に暮らしている住民の反対が少なく宿泊客もあまり意識しないと言われているので徴収しやすい?とも言われていて、増加する観光客に対応するため厳しい財政状況が続く地方自治体にとってもやむを得ないという一面はあります。(先に予約サイトで宿泊税抜きでカード決済して現地で宿泊税を払うというケースがありそのときは嫌でも実感することになるのはまた別のお話)
でも高くても1000円程度とはいえ消費税も上がっているのに、さらに宿泊税までとなるとあまりいい気がしないのは自分だけでしょうか?(引用元:各自治体ホームページの税務関連から抜粋)
経費処理がめんどくさい
やっかいなのがビジネスで宿泊される方もいらっしゃると思いますがその場合の経費処理がめんどくなるというのがあります。どういうことかというと室料やサービス料などは消費税がかかりますが宿泊税の場合、「地方税」なのでそこにまで消費税をかけるとおもかす二重課税になってしまいます。
なので宿泊税は消費税の課税対象外となっており、経費処理もそれに従ってする必要があります。このサイトは会計関連のサイトではありませんので詳しい解説はココでは省きますが、日ごろ経理担当をされていらっしゃる方などは注意が必要です。
おことわり
上記の記事はあくまでも執筆者個人の感想であり特定の自治体や事業者などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報はお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
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[…] 1泊1万円未満の場合には宿泊税はかかりません。※最初に掲載してから期間が経過しているのと宿泊税が日本各地で導入されるようになりましたので詳しい内容は別の記事にしました。 […]